ホップアップとは?弾がまっすぐ飛ぶ仕組みと、調整のやり方
ホップアップとは何か
ホップアップ=BB弾に後ろ向きの回転をかける仕組みです。
銃の中には、弾が通る道(バレル)の入口付近にゴム製のパッキンがあります。弾がここを通るとき、上側だけがゴムに擦れる。すると弾は前に進みながら、上向きに回転し始めます。
この回転が、飛距離を大きく伸ばします。
ホップがない場合、BB弾は20m程度で急激に落ちます。軽くて空気抵抗を受けやすいからです。ホップをかけることで、40m以上まっすぐ飛ばせるようになります。
なぜ回転で弾が浮くのか
この現象はマグヌス効果と呼ばれます。野球のカーブやサッカーの無回転シュートと同じ原理です。
つまりホップアップは、重力の落下を打ち消す力を作り出しているわけです。うまくつり合えば、弾は地面と平行に飛び続けます。
かけすぎ・足りないとどうなるか
調整の目安は、弾道の形で判断します。
| 状態 | 症状 | 対処 |
|---|---|---|
| 弱い | すぐ落ちる。遠くに届かない | 少し強める |
| 適正 | まっすぐ飛び、最後に落ちる | そのまま |
| 強すぎ | 上に上がってから急に落ちる | 弱める |
「強くかければ飛ぶ」は間違いです。かけすぎた弾は上昇して失速し、結果的に飛距離が落ちます。しかも風の影響を受けやすくなり、左右にもぶれます。
実際の調整手順
調整はシューティングレンジで行います。ゲーム中にいじるものではありません。
- ホップ調整部を見つける機種によって場所が違います。チャンバー付近のダイヤルやレバーが一般的です。分からなければ説明書を確認してください。
- まず一度ゼロに戻すホップを完全に抜いた状態から始めます。現在地が分からないまま回しても迷子になります。
- 実際に使う弾で撃つ本番と同じ重さのBB弾を使ってください。違う弾で合わせても意味がありません。
- 少しずつ強める一気に回さず、ごく少しずつ。数発撃って弾道を見る、を繰り返します。
- 上がり始めたら戻す弾が浮き上がる手前が適正です。行き過ぎたところから少し戻すのがコツです。
- 数発撃って安定を確認1発だけで判断しないこと。同じところに続けて飛ぶかを見ます。
弾の重さとの関係
弾を変えたら、ホップも調整し直す必要があります。ここは見落とされがちです。
| 弾を変えると | 必要な調整 | 理由 |
|---|---|---|
| 重い弾にした | ホップを強める | 重いぶん大きな揚力が要る |
| 軽い弾にした | ホップを弱める | 同じ回転では浮きすぎる |
0.20gで合わせた設定のまま0.25gを使うと、弾が届かなくなります。逆に0.25gの設定で0.20gを撃つと、上に跳ね上がります。
弾の選び方はBB弾の選び方で詳しく扱っています。
気温と季節で変わる
意外に思われますが、同じ設定でも季節で弾道が変わります。
- 気温が下がると:ゴムのパッキンが硬くなり、かかりが弱くなる傾向があります
- 気温が上がると:ゴムが柔らかくなり、かかりが強く出ることがあります
- 湿度が高いと:空気の状態が変わり、飛び方が変わることがあります
だから冬に合わせた設定を夏にそのまま使うと、弾道がずれます。季節が変わったら、レンジで一度確認するのが確実です。
1日の中でも、朝と昼で変わることがあります。午前に合わせて、昼にもう一度見るくらいで十分です。
うまく飛ばないときの原因
ホップを調整しても直らない場合、別のところに原因があります。
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 左右にばらつく | パッキンの劣化、バレル内の汚れ、弾の品質 |
| 急に落ちる弾が混ざる | 弾が変形している、湿気を吸っている |
| 調整しても変化がない | パッキンが摩耗して機能していない |
| 途中で詰まる | 落ちた弾を再利用した、砂が入った |
| 全体的に飛ばない | 気密漏れ、バッテリーの劣化 |
まず疑うべき3つ
- BB弾を変えてみる一番多い原因がこれです。安い弾や湿気を吸った弾は、どう調整しても安定しません。
- バレルの中を掃除する汚れがたまると弾道が乱れます。専用のクリーニング棒で通します。
- パッキンの状態を見るゴム部品なので使えば劣化します。裂けや変形があれば交換時期です。
ホップの調整は、レンジのあるフィールドで行うのが確実です。全国47都道府県・198か所を掲載中。設備は各フィールドの公式サイトで確認できます。
フィールドを検索する ▸